りーろぐ

2歳児を育てる外資系ワーママの徒然日記

病院に連れていけない私

息子が霰粒腫になった。いわゆるものもらいだが、抗菌目薬を差して治るものではなく、長い人は1年くらいかかるらしい。目の中のとあるせんが詰まって、腫れてしまうのだそう。

眼科にいったものの、まずは目薬、次に塗り薬・・・と対策が変わっていく間にどんどん腫れはひどくなり、とうとう昨日私とお風呂に入っている間に破れて膿が出てきてしまった。

これ自体はいいことなんだろうけど、不安になって調べれば調べるほど、幼児の霰粒腫は対応が難しそうで、オトナのように簡単に切開もできないし、息子の場合だと位置的に傷跡が残りそう。

日曜日に、休日でも開いている眼科に連れていく予定にはしているものの、保育園に行っている今も、本当は目薬を入れてあげたい、塗り薬を欠かさず塗ってあげたい・・・という気持ちが止まらず、本当に彼にとって十分な対応をしてあげられているのか不安に襲われた。

会議の合間に30分時間があいたので、ちょうどいま暇だよと教えてくれた母に相談の電話。こんな状況で、すごく心配で、、、という話をしたら、母にこういわれてしまった。

「なんで?そんなに心配なら今朝病院に連れて行けばよかったのに。」

恐らく母は何気なくそういったのだと思う。当然の話だもの。

でもこの一言で私は動けなくなってしまった。なぜなら、今朝の私はそんなこと考えられもしなかったから。

朝は8:30から大事な会議があって、夫は出張で不在。
会議に参加するために、何が何でも息子と私の身支度を終わらせて、保育園に無事笑顔で送り届けることしか、頭になかったのだ。

確かによく考えれば、息子より大事な会議なんてないのだから、病院に連れていけばよかった。1日でも早く。でも私はそれが出来なかった。仕事しなくちゃ、と思ったから・・・

固まって何も言えなくなった私をみて、何か少しフォローを入れた(呆然としてて何を言われたか覚えてない)母も、実際自分の発言の何が娘をこんなに動揺させてしまったのか、よくわからなかったのかもしれない。
こんなこと言いたくないけど、多分、近くに頼れる人がいないなか、子育てしながらフルタイムで働いたことがないと、想像できないんだと思う。


「必要なときは私もサポートに行くし!」
と言ってくれたけど、新幹線で3時間の距離、刻々と変わる目の状況にあわせて母がくることなんて、ないとも思う。それを望んでいるわけでもない。

私はただ、自分の都合でこうして働いていることが、息子をタイムリーに病院に”連れていけていない”ということに繋がっている事実にショックを受けたんだと思う。それを仕事の合間に思い悩むだけしかできていない私自身に、幻滅したのだ。

働いてなければ、私は息子を病院に連れていけるし、付きっきりで薬を塗ったり目を温めてあげることもできる。でも月数十万の収入はなくなるし、息子も保育園という場であんなにのびのび楽しそうにお友達と遊ぶことはなかっただろう。そんなことを考え出すと、きりがない。

大事な息子を病院に連れていけない私って何なんだろう。