りーろぐ

2歳児を育てる外資系ワーママの徒然日記

何故か超重要プロジェクトのリーダーに任命される

8月末のこと。仕事で全社的な「超重要プロジェクト」のリーダーの一人に任命された。「リーダーの一人」というのはすごく難しいところで、一つの大きなプロジェクトに全5工程があり、そのうちの第1工程のリーダーということになる。

全工程に関わるリーダーと、そのサポート役として名を連ねる3,4名の人間のうち、女性は私一人。外資系とはいえ、ジャパニーズカルチャーがねっとり染みついたこの会社らしい結果だ。あと何故か、全リーダーが部長以上クラスなのに、私だけその下の課長クラス。本当に勘弁してほしい。

この「超重要プロジェクト」は約3か月をかけてコンプリートされるものらしい。超重要というくらいだから、このプロジェクト参加者リストに放り込まれる人はこの期間ひたすらこのプロジェクトをこなすために身を粉にすることを求められる。しかも、通常業務にオントップで・・・

人使いの荒い会社だと理解はしていたものの、私には私の通常業務があり、毎日部下たちから上がってくる報告や相談その他、他部署との折衝などをこなす合間にプロジェクトをすすめるとなると、どう考えても業務時間内では終わらない。しかも私にあてがわれた他部署のサポートメンバーは、普段穏やかで人がいいと思われている(はずの)この私が”あいつを首にしたい・・・”と歯を食いしばりながら訴えたほどの人間だった。いや、人間というには血が通ってないのでは?と思うくらい冷たく、口が悪く、非協力的で、上から目線のナイーブ男子なのだ。
※これについてはいつか心の整理がついたときにまた改めて語りたい。

こういう時、自分の性格がほとほと嫌になる。私は自分が仕事をするうえで人との付き合いや関係性をすごく重視する。基本的な関係性を築いていることがスムーズな仕事を進めるのに必要だと感じているから、人から嫌われたり、人を嫌ったりするのがすごく苦手なのだ。なぜなら、仕事がやりづらくなってストレスだから。

それに比べて元上司は、デリカシーが無いとも言われていたが、あまり人のことを気にせず、仕事上必要だと思えばスパッと切れ味の良い発言をしていた。あれは多分そうしないと仕事が進まなかったんだろうと思うけど、私からするとすごくうらやましい。上の立場になる、あるいはそういう人たちと対等に仕事をするためには、いい意味で多重人格になることが必要なんだろう。仕事のワタシの仮面を被る練習をする必要があるかもしれない。

でもその仮面って、どうやって作るんだ?自分の顔と目的にぴったり合うやつ。それがないといつまでたっても生身のワタシがずたぼろに傷ついていく気がするのに。