りーろぐ

2歳児を育てる外資系ワーママの徒然日記

トリリンガルが思う幼児英語教育

最近よく幼児教育系の会社から、英語教育についてのアンケートやリーフレットが良く届くのですが、それと並行して、同じくらいの子どもをもつ友人からも、よく”英語の教材とかやらせてる?”と質問をもらうようになりました。2歳くらいって、ちょうどそういうことを検討する時期なのかもしれないですね。

私は、日本語・英語・スペイン語トリリンガルです。
日本人なので日本語は母国語。小中学生の間にしばらくスペイン語圏に住んでいたため、そこでスペイン語を学び、帰国してから受験で英語を本格的に学ぶなかで、英語が共通語である外資系企業に入社し、いまは英語で業務を遂行しています。

なお、念のため補足しておくと、両親は英語を喋れません。
英語に関しては、海外移住前、小学生の時に1,2年ほど英語を習っていたこと、また通っていたのが日本人学校ではなく現地のヒスパニック校だったことで英語教育が盛んだったこと、また日本に帰国してからもしばらく英会話教室に通っていたことがあったので、英語に慣れ親しむ機会は、何もしていな人よりも多かったと思います。

そんな私は、自分のもうすぐ2歳になる息子に対して、何の英語教材も渡していません。様々な研究結果があることも承知していますし、幼児英語教育についても何も否定しませんが、経験上、語学は本当に自分が学びたい!と思わないと身につかないと思うからです。

現に、同じ時期に海外に住んでいた、当時未就学児だった男の子は、誰よりも早くスペイン語を習得しネイティブレベルになりましたが、その後帰国してからはあっという間に忘れてしまったそう。私も、日本に帰国してからはできるだけスペイン語を忘れないように、喋る機会を作るように努力していました。環境に支えられて身に着けた語学は、その環境から遠ざかればあっという間に忘れるというのが私の持論です。

とはいえ、トリリンガルであることは、私の人生をとても豊かにしてくれたことも事実。自分の子どもにも、トリリンガルとまではいかなくとも、せめて英語は喋れるようになってほしい。その気持ちはあります。

私が小学生の時英語を習いたい、とお願いして英会話教室(ジオス)に通わせてもらったのは、当時大ブームだった宇多田ヒカルさんがきっかけでした。歌が好きだった私は、First LoveのCDについている歌詞カードを一生懸命読もうとするのですが、なんせほぼ英語。意味も発音もわからないことが悲しくて悔しくて。どうにかしてこの歌を上手に歌えるようになりたい!それがモチベーションだったのです。

この経験から、私が息子にしてあげたいと心に決めていることは1つ。

英語が喋れると、その先に何があるのか?に触れる機会を作ること

英語の歌詞が読める。吹き替え無しで、ハリウッド俳優の声を楽しみながら映画が観れる。日本に出回ってない本や情報に、垣根無くリーチできる。どんな国でも生きていける。友達が増える。職業の幅が広がる、などなど数えきれません。

 

それがきっかけで、もし本当にいつか本人が英語を学びたい!といったときには、全力でサポートすることが出来れば、と思っています。幼いときからインターに入れたり、常に英語と触れる環境をずっと作り続けてあげるほどのことは我が家には出来ないけど、本人が自分の意志で学びたい!勉強したい!という意欲がわいたとき、それを支えることは、やってあげられたらいいな。それが辞書なのか、教本なのか、アプリなのかわかりませんが、その意欲さえ継続できれば、幼児期でなくとも、いくらでも語学は身に着けられると身をもって体感しているから。

しかし、全力でサポート!するにはそれなりのお金がかかりそうなので、これは最低限貯金しとくしかないな、、と思いながら、両親が自分にかけてくれた投資金額に思いを馳せると、気が遠くなりそう。親のありがたみをひしひしと感じます。

 

1年ぶりの歯医者へ

在宅勤務になってほぼ1年が経ち、毎日コーヒー・紅茶の飲用杯数が増えていくか、いよいよステインが気になってきたので、仕事の合間に久しぶりに歯医者へ。

前回訪れたのは育休中、復職する直前のこと。今後そう簡単に来れないだろうと思い、また妊娠期に弱った歯の状況を確認するための定期健診で案の定虫歯が見つかり治療していたのでした。

思い出すとそのころ息子は生後10か月くらい。平日もちろん夫は不在で、子どもをみてくれる人もいないため、仕方なく息子を連れて抱っこひもで通院。
治療中、息子はまるでタッチの幽体離脱さながら、歯医者でよくある涎掛けをつけて大きく口を開ける私のお腹のうえで、同じように涎掛けをつけ、上を向いてじっとしているという状況でした。

小児歯科でも何でもない普通の歯医者だったので(小児歯科でもあまりないかもしれないけど)物珍しさであちこちから歯科衛生士さんがやって来ては、おとなしく母の腹の上で仰向けに横たわる息子にきゃっきゃと手を振ってくれ、産み落とした身としては、まるでアイドルさながらのその様子に人知れずほくそ笑んでいたことを思い出します。

今回は歯石除去と歯のクリーニング。1時間ほどの施術のなかで、虫歯や歯茎に問題がないことも確認され、歯はピカピカ、心もうきうき。

担当してくださった歯科衛生士のお姉さんが、「お子さんがまだ小さかったと思いますが」と話しかけてくださり、そういえば治療の間色んなお姉さんに抱っこしてもらったりしていたなあというのも思い出しました。温かい歯医者だ・・・

次はできれば3か月後か、半年後にはまた定期健診してくださいね、とのこと。息子の歯を毎日大切に磨いているように、自分の歯も改めてケアしなくちゃなーと思いました。

 

幼児食チャレンジ① マグロの野菜バーグ

以前の日記で、息子の偏食がスタートした、という内容に触れました。

彼が一番敵視しているのはあらゆる「みどり」。大好きだったブロッコリーはもちろんのこと、小松菜もほうれん草もグリンピースも全部、握りつぶして床に捨てるほど嫌っている様子。

であれば、とにかく野菜も食べてほしい私が取れる手段はただ一つ。

みどりじゃない状態でみどりを食べさせることにまずはチャレンジしてみようと思いいたりました。

コロナ禍でスーパーへの買い物頻度を控えている今、冷蔵庫の中にあるありものを使っていかに料理できるかが腕の見せ所。

いざ!と冷蔵庫を開いて目に入った食材で、適当に「マグロの野菜バーグ」を作ってみました。(適当な作り方は記事の最後に掲載)

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マグロの野菜バーグ

ちょっと焦げていますが、ありもので作った割にはなかなかの出来栄え。園から帰宅した息子に、何食わぬ顔で出してみたところ、口に入れた瞬間、噛んでもないのに「おーいし~ぃ!」とのことで、大・成・功!

やっぱりまだまだ濃い味付けはしたくない思いがあるので、しばらくはこんな感じでごまかしながら素材の味を楽しんでもらえる努力をしてみたいと思います。

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マグロの野菜バーグ

【材料】

・マグロ冊(生食用)200g
・キャベツ 3枚
・玉ねぎ 1個 
・人参 1本
・片栗粉 適量
・パン粉 適量
・味噌 大さじ1.5程度

【作り方】

①玉ねぎ・人参をみじん切りにして、耐熱皿にいれ、ラップをして5分加熱

②①の粗熱をとって、みじん切りにしたマグロとみじん切りにしたキャベツを混ぜる

③②に片栗粉・パン粉・味噌を入れて適当なかたさになるように調整しながら混ぜる

④③をハンバーグの形に成形し、油を引いたフライパンで加熱。片面に焦げ目がついたら、ひっくり返して蓋をし、弱火にして蒸し焼きに。火が通ったら完成!

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隠れ完璧主義の自己防衛

自分で言うのもなんですが、私は大雑把にみえて、そして実際に大雑把にふるまいながらも、心の奥底は結構完璧主義で、自分に対する理想が高い人間です。

一日が終わる夕方5時頃になると、一日を振り返りつつ思うのは

ああ、本当は今日あれとこれをやりたかったのにできなかった。
もう今日が終わってしまうというのに…私は今日1日何をやっていたんだろう…(絶望)

というネガティブな気持ちであることが多いのです。
この思考や感情は私を完全に支配し、私を不機嫌にさせ、それがさらに自分をどん底まで落ち込ませます。

それでもよくよく考えると、やろうと思っていた10個の事のうち、できなかったのは2個だけで、他の8個はできていたりするんですね。割合だけでみたら勝ち越してるのに、それでもまだ足りない気持ちがする。それはちょっと、あまりに自分に厳しすぎるのではないか…と(やっと)気づきました。

私にとって一番重要なのは、やるべきこと10個を終わらせることよりも、やりたいこととやるべきことをバランスよくこなせた!出来た!という良い気持ちを感じることです。なぜならそれが、その日1日の満足度にダイレクトに直結するばかりでなく、私の隠れた完璧主義を満足させてくれるから。

そこで、ちょっと考え方を変えて、”優先順位を付ける”たあとに、このなかで”やらなくていいことを決める”ことにしました。

一見おかしな話に見えるのですが、私が付ける優先順位はただの順位なので、あればあるだけリストは長くなります。仮にリストが20個もあったら、当然その日に終わらせられる割合は減ってしまう。だから、これくらいの数だったら今日中に問題なくこなせそうな1位~5位と、別にできなくても問題ないけど、できると素晴らしい6位~20位に線引きをすることにしました。

自分の満足できるレベルを落として再設定するって結構難しいなあと(隠れ完ぺき主義の私は)思っていたのですが、実際のところ、出来ない事が気になって凹むよりもよっぽど精神衛生上よかったです。

私にとって本当に必要なのはリストをこなすことじゃなくて、一日の終わりにベッドの中で「あー!今日も面白かった、おやすみ!」といえること。そんな風に考え直すきっかけになりました。

 

【読書記録】マイ・ストーリー(ミシェル・オバマ)

気になっていた「マイ・ストーリー」を読みました。

幼少期、決して裕福ではない家庭に育ちながらも、プリンストン大学に入学、教室では珍しい”黒人女性”として学ぶ。弁護士として働き始めた彼女は、当時法学生であるバラク・オバマと出会い、人生が一変していく…

私自身、九州の田舎で生まれ、平凡だけれども温かい家庭に育ち、海外生活を送った小・中学生時代には異色の”アジア人”ということで人種差別やいじめを受け、また帰国後やっと自分の国に帰ってきた!と思ったら今度は同じ日本人から”帰国子女”を理由にいじめられ、不登校になるという経験をしました。

こういったことは最早、規模の大小を問わず、全国各地で、いや全世界中で起きていることだと思います。それはとても悲しく、腹が立ち、理不尽の塊ようなものであることも多い。それでも彼女が言うように、「現実という地面にしっかりと足とつけ、同時に進むべき方向に目を向ける。~中略~そうしてよりよい現実を、たとえ最初は頭の中だけでも築き上げることができれば、人はきっとどこかにたどりつける。」そういう風に生きていくことが、私たちが取れる最大かつ最高の選択肢であるように思えました。

娘として、黒人として、女性として、母親として、妻として、組織で働く人間として、友人として、そしてファーストレディーとして。

いくつもの局面で、過酷な現実に向き合いながらも、いつもそれを理解し、受け入れ、ただし迎合はせず、いつも自分がどうありたいか?どうあるべきか?を見失わずに前進し続けたその謙虚さとパワーがひしひしと感じられる一冊でした。

この本を読み終えたあと、私の心に一番に浮かんだのは”エンパワーメント”という言葉。自分の経験をもとに誰かをエンパワーする。自分の乗り越えた困難を誰かのパワーに変える。人を勇気づけ、励まし、この先に大きな未来があるのだということを知る勇気と機会を与える。

それは彼女がファーストレディーでなくてもきっと実践していたことだと思いますし、私たちの誰もが、身近な誰かに実践できることのように思います。まずは自分の家族や友人に。そしてもしそれが望まれるなら、もっともっと広い人たちへ。

 

ルーティンの闇

春先、肩より少し下で切りそろえていた髪も、今では使い古した歯ブラシよろしくあちらこちらに毛先が飛び散らかしており、鏡を見るたびに出る溜息…

どんなに丹念にブローしようが、高級な洗い流さないトリートメントを塗りたくろうが、どうやったってまとまらないので、最近は「子育て中だし、しょうがないよね!」と忙しさを言い訳にひたすら髪をひっつめて過ごしていたけれど、さすがにもう限界。息子を夫に預け一人電車に飛び乗り、約3か月ぶりに美容院へ向かいました。

かれこれ5年間担当してくれている女性美容師さんと、仕事の話や最近かった面白いものなどの話で盛り上がり、「今日はこんな感じで~!」と鏡越しに見せてもらった出来上がりのすっきり!さっぱり!美しいこと!

それまでの鬱々とした気持ちは嘘のように晴れ、眩しいほどの日差しに顔をしかめつつも軽い足取りで帰路につく。休日の午後を返上して子どもの面倒を見ていてくれた夫に、お土産のゼリーも忘れない。

 

ガチャリ

 

最高の気分で玄関のドアをあけ帰宅し、最高の気分で息子と夫にハグをする。ただいま!帰ったよ!きれいなママだよ!
荷物を片付けリビングに座り、夫と二人買ってきたゼリーを食べながらほっと一息ついて、ふと時計をみると既に15時半。

 

あ、そういえば今日の夕飯どうしよう…

 

そう思った瞬間、私のなかで何かが崩れ去りました。毎日毎日食事のことを考えてばかり。栄養バランス、好き嫌い、カロリー、全部考えて買い物から献立作りまで、毎日、毎日、毎日・・・・
普段なら料理は好きだし、それが高じて食生活アドバイザーも取得したくらいだし、何にも苦じゃないはずなのに、自由時間のあとの”やらねばならぬ”に急に大きな重みを感じ、嫌で嫌で仕方なくなったのでした。自分が思ってた以上に、毎日のルーティンにつかれていたのかもしれません。

 

美容院効果虚しく、さっきまでの幸せオーラ全開の私は消え失せ、再び鬱々とした表情に。それに気づいた夫が「なんか、できることあったら俺やるよ!ごはん、作るよ!」と(かなり気を遣って)言ってくれたことがすべてを救ってくれました。本当にありがとう。共働きも、彼がいるから頑張れているのかもしれないな。

その晩夫が作ってくれたポテトサラダは私が作るそれよりうんとおいしかったし、食べてる息子も幸せそうだった。それをみている、私自身も。


毎日やってるからって、ラクになるわけじゃない。毎日できてることだからって、好きなわけじゃない。

仕事も育児も家事もなんでもそうなんじゃないかと思います。だからこそ、その時々でうまく役割をスイッチしたり、サポートしあったりしながらチームワークを育てていくことが、重要なのかも、と改めて思うのでした。

 

ワーママ的 仕事&時間 管理術②

先日の日記、「ワーママ的 仕事&時間 管理術①」にて、管理職となり仕事が増えたうえに子育て中の私が、どのようなことに意識しながら過ごしているのか?について触れました。今日は残りの1つについてお話したいと思います。

 

その3:健康管理には最大限のチカラを注ぐ

 毎日毎日本当に忙しく、自分の時間なんて全然取れない!という気持ちでいっぱいのころ、私は肩こり・頭痛・あちこちの不調で、思うようにスケジュールがこなせない、ということをよく経験していました。どんなに肩こりがつらくても、マッサージに行く時間がない。腰が痛いけど、子どもは抱っこしないといけない。自分の無力さと不自由さに絶望していました

体を動かすことが好きな夫に相談したところ、筋肉を動かす・血流をよくするのって、思ってるより簡単だし身体全体にいいと思うよ!とのこと。確かに夫はいつも元気で、肩が凝ることも滅多になく、風邪もひかずの健康体。もともとそういう体質なのでは?と思っていたものの本人曰くそうではないということなので、半信半疑で体を動かすことを習慣化してみることに。

在宅勤務のときは、昼間に仕事の空き時間15分を。その時間すらないときは、夜に子どもを寝かしつけたあと21時から15分をできるだけ確保して、スクワットや簡単な腕立てなどをとにかく毎日続けてみました

すると、徐々にですが確かにカラダが軽くなり、肩こりもなく、なんなら体重も一緒に減ってくれるなどいいことづくめ!そもそも不調にならなければ、マッサージに行く時間を捻出しなくても済むし、子どもの「抱っこ~!」に喜んで応じることができる。お金も時間も節約しながら、自分のスケジュールを自分で圧迫することなく毎日が過ごせるようになりました。これは私の中でとても大きな発見でした。

人によって、それが身体を動かすことであったり、野菜を取ることであったり、水分を意識的にとる事だったりすると思いますが、自分の体調管理ができれば、少なくとも自分起因のイレギュラー対応は減っていくことになるので、少しだけでも意識してみることをおすすめしたいと思います。

 

ここまで改めて自分でもどんなことを意識しているのか?改めて考えてみましたが、どれもお金もかからずシンプルな意識の持ち方だったように思います。これから恐らくまた次々に色々な壁にぶち当たっていく中でこの3つも進化したり、時には新しいものに刷新されたりしていくんだろうな。

 

同じようなことで悩んでいる方に、何か気付きがあれば嬉しいです。